世界ワースト1!チェンマイの大気汚染を生き延びる

mari

チェンマイに通い始めて28年、50歳を機に移住し、ゆっくり暮らし始めたmariです。このブログでは海外移住のノウハウと、一か月10万円の私の暮らしについてお伝えしています。私がチェンマイに暮らすことになった経緯はこちらから

毎日のようにチェンマイのすばらしさをブログから叫んでいる私ですが、この話題からは避けることはできません。

そうです、世界最悪と言われるチェンマイの大気汚染!!!!

これからチェンマイへの移住や長期滞在を考えている方にはとても気になるトピックだと思います。

本日は過去最悪とも言われた2023年の大気汚染を生き延びた私の生の体験をお伝えします!

目次

チェンマイの大気汚染の原因

チェンマイは山に囲まれているのですが、その山の上で野焼きが行われます。これがチェンマイの大気汚染の主な原因。

野焼きの煙にはPM2.5(微小粒子状物質)が含まれており、これが健康を害すると言われています。

タイの北部は山岳地帯になっていてラオスやミャンマーと国境を接しており、ここには昔から少数民族の人々が住んでいます。

この人たちにとって2~4月の野焼きは作物を育てるために必要なんですね。

大気汚染が年々ひどくなっているのでタイは野焼きを禁止しています。野焼きをした者には罰金を処しているのですが、今度は放火が増えてしまったということで、2023年の大気汚染もひどいものとなってしまいました。

また野焼きをしている人々はタイ人だけでなくラオスやミャンマー、さらにはどこの国籍も持たない少数民族も含まれるため、解決がなかなか難しいと言われています。

大気汚染の時期

大気汚染は毎年2月の後半ぐらいから徐々にひどくなってきます。

11月から4月中旬ぐらいまでの乾季の間はほぼ雨が降らないので、空気は綺麗にはなりません。市内中心部を数時間歩き回ったりバイクに乗っていたりすると、私はのどに違和感を感じます。

とはいえ、こんなのはまだ序の口。

3月中旬を過ぎると空が煙で真っ白に見えてきます。さらに3月最後の週にもなると空が黄色みを帯びたグレーに。

たぶん3月下旬~4月の初めに野焼きが集中するのではないかと思っています。

こちらネットから拾った画像ですが、普段ならこの道の先にドイステープの山肌が見えるのにこの時期は空が濁ってしまって全く見えません。

この10日間ほどが特にひどくて、家の中にいても木を焼いた臭いが漂ってくるほど。

この頃になると大気汚染の数値も非常に高くなり、堂々の世界ワースト1にランクイン。

しかし良くできているのですが、チェンマイは毎年4月13日〜15日が旧正月でソンクラーンという水かけ祭りがあり、市内は文字通りお祭り騒ぎ。

空は真っ白ですが、みんな街に繰り出し、飲めや歌えやの大騒ぎ。ちょうどよく気が紛れます(笑)

チェンマイではソンクラーンが終わってしばらくすると雨が降る、ということになっていて今年は4月23日に雨が降りました(カレンダーにメモしていた私)。

雨が降ったといってもチェンマイ市内ではなく山の方で降っているんですが、その日のうちにびっくりするくらいに靄が晴れて空気が綺麗に。あんなにひどかった大気汚染もあっけなく終了です。

それからはだんだんと雨の頻度が増えていき、6月からは雨季に突入です。

となると、ひどいな、というのは3月下旬から4月下旬までの約1カ月、そのうち3月末~4月初めにかけての10日ほどが特にひどい、というのが私の体感です。

実際生活してみてどうなの? 回避法は?

大気汚染は野焼きだけでなく車の排気なども原因となります。2022年はコロナ禍で観光客もほとんどいなかったので、大気汚染もそれほど気にならなかったのですが、2023年はひどかったですね。

3月中旬くらいからは毎日朝起きるとまずは大気汚染情報のアプリを必ず見て、数値のひどさに絶望していました。

一番ひどかった時期は部屋の窓を閉め切りにして空気清浄機をかけていました。週末もなるべくおでかけはせず、外に出るのは買い物など最低限に。

またタイの学校は3月中旬~5月の初めまで夏休み。長男の大学はこの時期授業はあったのですが、一番ひどい時期はオンラインになっていました。国も在宅で仕事をするように呼びかけます。

ニュースではこの時期に呼吸器系疾患の患者が急増する、とありましたが、特に我が家は体調悪くなることなく、無事に2023年を生き延びました!

たしかに大気汚染はすごいのですが、外で長時間運動をすることなどはもちろん避けて、それ以外では

  • 家にこもり、外出はなるべく控える
  • 窓・ドアを締め切りにして空気清浄機をつける
  • 外出するときは短時間で、PM2.5用のマスクをつける

といった対応を一番ひどい10日間ほど気を付けていればいいかな、と思っています。

ただし、たまたま我が家では体調に変化がなかったというだけで、体調には個人差がありますから、呼吸器疾患を持っている方や小さなお子様などは注意された方が良いかと。

チェンマイを離れてしまうのも一案です。この時期は日本がベストシーズンなので日本に帰国してしまうのも良いと思います。

私ですが、来年は3月末からの一番ひどい10日間ほどはビーチにエスケイプしようかと考えています。年に一度はビーチに行こうと思っていたので行くならこの時期かな、と。

さて本日は2023年5月20日ですが、今日のチェンマイの空はこんな感じ。

真っ青な空です(笑) この差がすごすぎる(笑)

年間を通して大気汚染がひどいなら考えものなのですが、少しの期間だけ我慢すればあとはめちゃくちゃ天気が良いのがチェンマイ。今日も鳥のさえずりが聞こえる素敵な一日です。

結局、日常が戻れば辛かった日々は忘れてしまうのですよね(笑)

大気汚染の時期だけ何とか対策をとり、引き続きチェンマイに暮らしていきたいと思っています。

私のチェンマイでのリアルな毎日はメルマガでもお伝えしていますのでこちらもぜひお読みください♡

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