チェンマイに通い始めて28年、50歳を機に移住し、ゆっくり暮らし始めたmariです。このブログでは海外移住のノウハウと、一か月10万円の私の暮らしについてお伝えしています。私がチェンマイに暮らすことになった経緯はこちらから
私は2022年の春から今の家に暮らしています。
チェンマイの中心部から車で10分ほど、時折リスを見かけるほどのどかな住宅地に私が息子2人と暮らす家はあります。
この家に決めるまでに2軒の家を内見し、3軒目の今の家に決めました。
このページでは2軒の家の内見の様子とこの家に決めた理由についてお話します。
私が家を探す際に希望した条件
私が部屋を探すときに希望した条件が以下の5つです。
- 3部屋以上
- 私と息子2人の3人暮らしなので、一人一部屋で3部屋以上がほしい
- 息子たちの大学から通える範囲
- 息子たち2人はチェンマイ市内のそれぞれ別々の大学に通っています
- できるだけ涼しい家!
- 日本と違って日当たりの良い部屋は暑くて人気がありません。チェンマイは年間を通して暑いので涼しい工夫のある家がいい
- キッチンが機能的で広い
- 外食が日常的なタイではキッチンがない物件も多数 料理好きな私としては何としてもキッチンにはこだわりたい!
- 買い物が便利
- スーパーかマーケットに行きやすい立地
3番目の「涼しい家」というのは、タイのような暑い国ならではの希望だと思うのですが、例えばマンションの最上階は日光が直接当たるので部屋の中が非常に暑くなり、人気がなく家賃も安かったりするんですね。
部屋の中に直接日の光が入らない設計などの工夫があるだけで部屋の温度がだいぶ変わります。電気代にも直結するので、できるだけ涼しい家を希望していました。
チェンマイで家探し
チェンマイでの家の探し方はこちらの記事をご参考に。
それでは内見した2軒の家についてお話します(*私の個人的な感想です)。
①大学から徒歩圏内、立地が良いけど広すぎる家
フェイスブックの投稿から見つけた物件。次男の大学から徒歩圏内なので、かなり期待していました。
連絡してみるとオーナーは女性の医師の方。英語話します。
こちらが「日本に働くタイ人夫+日本人妻、子供の大学在学期間は借りたい(4年の長期)」と話すと、ぜひとも借りてほしい、家賃も安くすると積極オファーが。
タイにおける日本人への信頼度はすさまじく高いです。不動産屋さんを通してないので価格交渉もその場で出てきます。
さて実際の家ですが、タイでよく見るタウンハウス様式です。
日本の長屋のように、隣の住居と壁でつながっていて、大体3階建てのメゾネットになっています。
なんでタイにタウンハウスが多いのだろうと思っていたんですが、家が隣と壁でつながっている分、家に日光が当たる箇所が少なくなるんですね。隣の家とつながっている両側には日光が当たりません。これだけでだいぶ涼しいのです。
当然ながら長屋の端に位置する家は光が直接当たってしまうので家賃が安くなるようです。
さて、タイのタウンハウス、見た目は東京でよく見る極小ハウスのような間口の狭さなんですが、入ってみてびっくり、この家は4LDKで350平米もありました。
どうなると350平米になるかというと、4部屋あるどの部屋も10畳以上、大きなベランダもあり、キッチンも15畳くらいある。踊り場も広い。(なのに階段の幅は狭い)
建物自体は古く、1階のホールは吹き抜けで、昔の洋館風な雰囲気があります。鹿鳴館とかそういうような。
シェアハウスとして留学生が使っていたが、コロナでみんな本国に帰国してしまい、現在空き家とのこと。
広いのでシェアハウスで使うにはとても便利だと思いました。
広い家っていいなーと最初は思っていたけど、実際に見てみると広すぎる。あと、タイでは家具・家電付き物件が一般的なんですが、ここは何もついていなかったんですね。
家賃は1か月13000バーツだが、12000バーツに値下げする。13000バーツのままならオーナーが家具を用意するので、家具の希望を教えてくれ、と言われました。
家賃は日本と比べればびっくりするくらい安いけど、家具・家電を揃えるのに最初にずいぶんお金がかかってしまう。オーナーに揃えてもらうにしてもどこまで揃えてくれるかわからないしなー、そしてなにより広すぎて手に余る。誰が掃除するの!
ということでペンディング。次いこー!
②建設途中かと思ったら完成だと言われた家
サンティタムとは、チェンマイ旧市街の北西に広がるエリアです。大学にも近く、ニマンヘミンほど家賃も高くないので、若い学生が多く集まる街。
通りにはレストランやローカルな雰囲気の食堂がたくさん並んでいるので、食事には困らなそう。ただ人が多くて、これ夜になると騒々しいかも~と思うようなエリアでした。
さて、今回は不動屋さんに紹介してもらった物件。狭い通りから少し入ったところにある2階建て3LDKです。100平米以上はありそう。
この家だけではなく、タイの家全般に言えることなんですが、
地震がない国ってこういう建付けでも平気なんだー、と言ってしまえばそれまでなんですが、
たとえば床のタイルが曲がっていたり、窓やドアに隙間があったりと建付けが大丈夫かな、と思うようなところがあったり、
はたまたリビングの真ん中にバスルームがあったり、極端に広い部屋と狭い部屋があったり、便器に座るとすぐ前が壁だったり、ペンキの塗り残しがあったり、と日本に長く暮らしていると違和感を感じるような建て方・間取り・設備なんです。
まぁ、文化が違う・生活様式が違うというのもあるんですが、タイだとわりと近所の人たちで(つまり素人が)材料を買ってきて自分たちで家を建ててしまうというのもあるので、そういうのも影響しているのかもしれません。
この家も、え?まだ建設途中だよね?という床や壁の仕上がりでした。
家具はベッドぐらいしかなく、1件目の家より狭くて15,000バーツ。
たしかに立地は良いかもしれないんですが、家族で暮らすには少しうるさく感じてしまうエリアだったので、ここはないな、と思いました。次いこー!
3軒目に出会った運命の家
というわけで、3軒目に内覧したのが今暮らす家です。
タイ人オーナーさんが自分で英語の物件紹介サイトを持っていて(数件所有している)、検索でそのサイトにたどり着き連絡しました。
チェンマイの街の中心からバイクで10分ほど。通りから少し入ったところにあるので、ものすごく静かです。なおかつ住民の方も落ち着いた方々(お金持ち)なので、騒音などなく夜の9時を過ぎると寝静まってしまいます。
一日中いろいろな鳥の鳴き声がして、気分はディズニープリンセス。動物と話しができる気がしてきます。
さて、初めて家に入ったときの話です。開口一番「ちゃんとしている!」と思わず声に出してしまいました。
建付けや家の作りがちょっと見ただけでわかるほどきちんとしている。私はプロではありませんが、他の2軒とは歴然の差。
なんでも外国人用に貸しているそうで、家の中にはブッダイメージのアイテムがそこかしこに。なるほど、外国人が好きそうなアジア風のインテリアです。
家具・家電がはあらかじめついていて、私が買い足したのは、オーブンとチェストぐらい。クーラーや冷蔵庫、洗濯機も初めからついていたのですぐに暮らし始められます。
3階建てのタウンハウスで4LDK、駐車場つき、庭はないけどテラスがある。140平米で13000バーツ。
オーナーの方も英語が話せて、契約書は英・タイの併記、ちゃんとTM30の手続きもしてくれました。即日決定です!
我が家については別記事で詳しくご紹介していきますね。
家を探すときは周りの環境もチェック
家を選ぶときは家賃や、間取り・立地なども大切ですが、意外に見落としがちなのが家の周りの様子です。
エリアによっては、住民がゴミ出しのルールを守らないので道がゴミだらけ、夜中に騒ぐ人がいる、野犬がいるところもあります。
昼と夜だと様子が違う場合もあるので、物件を決めたら少し時間をかけて周りを確認するとよいでしょう。
こうした環境の良さは、やはり家賃の高さと比例します。
我が家のエリアは公務員や自営の方が多く(チェンマイで公務員は富裕層です)、大きな音を立てる人もおらず、夜になると私の髪を乾かすドライヤーの音が一帯に鳴り響くほどの閑静な住宅街。皆さん朝夕の通りの掃除を欠かさないので、ゴミ一つ落ちていません。これはこれでプレッシャー(笑)
外国人向け物件なら何かと安心
今回の家にした決め手は、外国人向けに貸し出している物件であることです。
外国人向け物件なので
- 間取りや設備が日本での暮らしとそれほどかけ離れていない
- 周りの環境が良い
- オーナーが英語を話すので契約などで不安がない
というところが私の安心ポイント。
外国人向け物件と明記していなくても、ある程度の家賃の家は借りる人がタイ人の富裕層か外国人になるので、自然に上記の条件を満たしてくると思います。
こうした物件はインターネットやSNSでも英語で情報発信されているのでタイ語がわからない人にも見つけやすいと思います。
外国人向けといっても日本に比べればまだまだ格安なお値段。ぜひ素敵な物件を見つけてくださいね!
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