ローカル市場で魚を買って家でプラーヌンマナオ(ปลานึ่งมะนาว)を作る

mari

チェンマイに通い始めて28年、50歳を機に移住し、ゆっくり暮らし始めたmariです。このブログでは海外移住のノウハウと、一か月10万円の私の暮らしについてお伝えしています。私がチェンマイに暮らすことになった経緯はこちらから

タイの魚料理といえばプラーヌンマナオ

プラー(魚)ヌン(蒸す)マナオ(タイでポピュラーなライムのような柑橘類)という意味で、蒸した白身魚にライムのソースをかけたものです。

レストランで魚の形の鍋に入ってよくでてきますが、見栄えがいい割には作り方が簡単なので家でもよくつくります。

ローカルの市場での買い物の様子とプラーヌンマナオの日本人向けの簡単レシピをご紹介します。

目次

ローカルの市場で魚を買う

タイ語ができないとローカルの市場はなかなかハードルが高く感じてしまうかもしれないですが、私もだいたい身振り手振りで強行突破してるので、何とかなりますよ(笑)

さて、この日はいつも行くローカルの市場に。日本人は珍しいので、すでに顔なじみです。市場を歩いていると、今日は買わないのかー、と売り場から声がかかります。

こちらが魚売り場。大き目のバケツの中に活きた魚が泳いでいます。魚の種類は日本と比べるとだいぶ少ないです。ちなみにこちらでよく食べられるカエルも魚売り場で売っています。

チェンマイは海なし県なので、ローカルの市場には淡水魚しか並んでいません。あとはタニシみたいな貝やドジョウ、ナマズなど。

私が買うのはティラピアの一種だという淡水魚。黒っぽいのと赤っぽいのがあるんですが、色の綺麗な赤っぽいのを買うことが多いです。いつも指さして買うので魚の名前がわからない(笑)

基本的に切り身の状態では売っていません。一尾のまま料理します。

すでに絞めてある魚が売り場に並んでいるのでおいしそうな子を指さすと調理法を聞かれます。今回はヌンプラー(蒸し魚)と伝えました。

すると鱗や内臓をその場でキレイに処理してくれます。家で生ごみが出ないし、すぐに調理できるのでこれは便利。いつも助かっています♪

ちなみに「焼く」と伝えると、鱗はそのままに内臓やエラを取ってくれます。鱗がついたまま家でグリルで焼くと、ちょうど鱗が焼かれて固まってホイル焼きのような状態になり、身の部分が蒸し焼きになります。これもおいしい!

魚を指さすと重さを測って値段を教えてくれます。この日は120B。家で測ると830グラムでした。我が家で3人で食べる分には充分な大きさです。

プラーヌンマナオの作り方

それでは、プラーヌンマナオの作り方をご紹介します。

このレシピはタイ人向けのYoutube動画やこれまでお店で食べた料理を参考に考えたレシピです。

基本的にYoutubeのレシピもお店のものも大量に唐辛子が入っていて、日本人には辛すぎてしまい、おいしいと感じることができないんです。

辛さの先にうまみが待っていてくれると思うのですが、辛すぎて一向にうまみにまでたどり着かない(笑)

というわけでだいぶ日本人用にアレンジしています。

まずは、処理済みの魚を蒸します。家に帰って魚を軽く洗うだけなので楽ちん。

この日は臭み消しにショウガの薄切りと日本酒を上からかけていますが、他にはレモングラスやパクチーの根などを使うことも。この大きさで蒸し器でだいたい20分ほど蒸します。

下処理のときに切れ目もいれてくれました

蒸している間にタレを作りましょう。

材料はこちら

  • ナンプラー 大さじ3
  • マナオ(ライム)の果汁 大さじ3
  • 砂糖 小さじ1

ナンプラーとマナオは1対1。これはタイの基本的な味付けなので覚えておきましょう~。

そこに次の3つをみじん切りにして加えます。

  • ニンニク 1かけ
  • 唐辛子(プリッキーヌー) 2本
  • パクチー(茎と根の部分)1本分

ニンニクは日本人的には「わっ」という量になると思います。タイではニンニクは大量に使います。

タイの唐辛子にはいろいろな種類があるのですが、最も辛いとされるプリッキーヌーという小粒の唐辛子を使います。Youtube動画みるとプリッキーヌーを「15本入れましょう」と出てきます。しかも石臼でつぶして、とか出てくる(泣)

お店で食べるプラーヌンマナオもだいたいそのぐらいの唐辛子が入ってきます。家で作る際は2本。そして目視で確認できてあとから取り除くことも可能な大きさということで、1本を3等分ぐらいにしています。もちろんつぶしません!

唐辛子の種類によっても辛さが違うので、使う量はお好みなのですが、プリッキーヌーは脳がしびれるような辛さなのでくれぐれも注意してください。触った指はすぐに水洗いを。間違ってその指で自分の目や子供を触ると大変なことになります!

パクチーも本場の使い方を。日本のスーパーで売っているパクチーは三つ葉のような感じで根がついていないことが多いと思うのですが、タイのパクチーはもっと茎や根がしっかりしていて、この茎や根を臭い消しや風味付けのために主に使います。根と茎の部分を固いですが細かくみじん切りに。

これらを全て混ぜるとこんな感じに。

ナンプラーと柑橘系の果汁の組み合わせがおいしいのです。私はこのたれを豚しゃぶのサラダや蒸した鶏肉にかけたりもします。一気にエスニック風になるので、覚えておくと便利ですよ。

さて、魚が蒸し上がりました!

思った以上に魚からスープが出ますから、魚を蒸すお皿は深皿がいいですね。さて、もったいないような気がするんですが、魚のスープはそのままに、魚だけ引き上げ違うお皿に盛りつけます。

上からマナオの薄切りを飾ると見栄えがよくなります。上からたっぷりタレをかけ、パクチーの葉を飾って出来上がり!

白身の魚ですが、程よく脂がのっていて、これが唐辛子と柑橘系のタレにピッタリなんです。蒸している間にタレを作ればいいだけなので簡単にできます。

この日の献立はこの3品

この日は義実家からトムカーガイ(チキンのココナッツスープ)をいただきました。青梗菜のオイスター炒めを追加で作って全部で3品。

トムカーガイは本来辛いスープなのですが、我が家用にかなり優しい辛さにしてもらっています♡

チェンマイに暮らしているとどうしても肉が多くなるので、なるべく魚を食べるようにしています。

なかでもプラーヌンマナオは簡単に作れるわりには見栄えがいいのでおもてなし料理にもピッタリ。

また簡単で日本人の口にも合うようなタイ料理をご紹介しますね♪

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