長期滞在者の悩み チェンマイで安全な食材を調達するために 私の買い物術

mari

チェンマイに通い始めて28年、50歳を機に移住し、ゆっくり暮らし始めたmariです。このブログでは海外移住のノウハウと、一か月10万円の私の暮らしについてお伝えしています。私がチェンマイに暮らすことになった経緯はこちらから

チェンマイにはオーガニックを謳うお店やマーケットが多いのですが、これはタイの食材が農薬漬けであることの裏返し。屋台や食堂では化学調味料も大量に使うので、高級スーパーに行くとNO MSG(化学調味料不使用)のタグがついた商品も多く並びます。

農薬や化学調味料は観光や短期滞在だと気にならなくても、長期滞在や本格移住ともなると気になってくるもの。小さなお子さんがいる家庭ならなおさらですよね。

とはいえ、すべての買い物を安全にとなると日本以上のコストがかかってしまうわけです。チェンマイ長期滞在のみなさんは、安全な食材を手に入れるために色々と工夫されていると思います。

私の場合は、食材によって買う場所を分けていたり、野菜は処理してから使ったりしています。私の試行錯誤の結果の食材調達術をご紹介します。

目次

食材により買う店を変える 私の買い物術

基本的にはローカル市場

まず最初にローカル市場。ここが肉も野菜も一番安い。ただし、私がタイ人と結婚してタイのローカルの生活をしてきた経験があるから利用できているところがあり、日本から来たばかりの人がいきなりローカルの市場で買い物をするというのはかなりハードルが高いと思います。もしここで買い物をするなら、簡単なタイ語はできていたほうがいいです。

マーケットの数は多く、有名なワローロット市場のほかにも小さな市場がそこかしこにあります。値段も安いし新鮮な地元の食材が並ぶのでここで買い物ができるととても便利。

ただし、アジアに慣れていない人の場合、衛生に関する考え方の違いに驚くと思います。

特に肉は、朝から夕方までカットされた肉が常温で置かれているので、もちろん虫もたかっているし、夕方などには色が変わってしまっている場合も。臭いもします。私はローカルの市場の中でもクーラーケースに肉を入れている店舗で購入します。

魚は淡水魚がメインで、水槽の中に生きた魚が入っていて、調理法をいうと一尾のお魚を下処理してくれます。

蒸し魚をつくるといったら鱗と内臓を綺麗にとってくれました

野菜は新鮮そうにみえるけど、農薬がすごい。ブロッコリーやキャベツは食べるな、とタイの家族からも言われるほど。並ぶ野菜も主にチェンマイの地場野菜で、日本で見るような野菜も少ない。見たことも食べたこともない野菜を料理するって結構大変です。

質は正直よくないですね。日本だと選別された野菜が店頭に並ぶけど、こちらでは無選別の野菜がドンと売り場に並んでいるので、自分で質の良いものを選ばなくてはなりません。

気にせずに買ってしまうと家に帰ってから玉ねぎが腐っていたことに気づくはめになるので、売り場で商品を良く選ぶことが大切。その代わり、どの野菜も1個単位から購入できるのでこれは便利です。

野菜に付着した農薬に関しては、基本的に水にしばらくつけておけば大部分は落ちるそうですが、私は念のため日本から持参したこのパウダーを使っています。

果物も安いのでローカルのマーケットで買います。日本にいた時と比べるとたくさんの果物を毎日食べるようになりました。

お惣菜も並んでいますが、見たこともないようなものが並ぶので選ぶのも難しいと思います。まぁどれを選んでも辛いですが(笑)。市場に並ぶのはタイ料理ではなくチェンマイ料理なので日本で見たことのあるタイ料理とはまた違う料理。

ただ、私はタイ人夫の実家でチェンマイの家庭料理を食べてきているので、あまりお惣菜は買いません。やっぱり実家の料理のほうがおいしい。化学調味料も気になります。

タイ人は市場でお惣菜を2、3種類買って家でご飯だけを炊いて済ませてしまうケースが多いようです。

市場での買い物自体はとても楽しく、通っていくと顔なじみになるので毎回おしゃべりしたり、日本人が珍しいので、たいていおまけしてくれます(笑)

というわけで、わたしはメインでローカルのマーケットで食材を買っています。頻度でいうと週に1~2度ぐらいです。

ここに気を付けて!
  • 新鮮で質の良い肉や野菜を自分で見分けられるようになればローカルの市場も怖くない!
  • 野菜の農薬が気になるのなら農薬を洗い落とす工夫を

月に何回かは大型スーパーで買い出し

チェンマイ長期滞在のほとんどの日本人が、食材や生活必需品の買い出しに大型スーパーを利用すると思います。

ビックCやロータスといった大型スーパーが幹線道路沿いや郊外にあります。Makro(マクロ)というコストコのような巨大な業務用スーパーもあります。

こうしたスーパーで買い物をするなら車は必須。駐車場も広いし、ホームセンターや携帯電話ショップ、フードコートやレストラン併設のところがほとんどなので便利です。

店内は日本の都心のスーパーと比べるとかなり広く、食材や生活必需品はもちろん、食器、寝具、洋服、下着、靴、家電なども揃っているので、ここで大抵の用事が済んでしまいます。

食材ですが、ローカルのマーケットと比べると種類は豊富。日本ほどではないけど、店内は清潔に管理されています。

日本で食べていたような野菜も手に入ります。肉も野菜もローカルのマーケットと比較すると若干高いですが、日本と比べるとまだまだ安いです。輸入食材もパスタやオリーブオイルなどは手に入ります。

野菜も地場野菜のほか、ロイヤルプロジェクトといってタイの王室が支援しているオーガニック野菜のブランドの品が手に入るところもあります。

こうしたスーパーはオンラインからも購入できたり、デリバリーのサービスがあったりします。

我が家では、肉を大量に買って冷凍しておくのと、ローカルのマーケットでは買えない野菜や果物、油や調味料などの重いもの、トイレットペーパーなどのかさばるものを買っています。頻度でいうと月に2~3回です。

輸入食材を扱うお店で補充

輸入食材を扱っているスーパーで有名なのがリンピンスーパー。チェンマイには欧米人の長期滞在者が多いので輸入食材の品ぞろえは日本よりも充実しているかも。

セントラルフェスティバルの地下にあるCENTRAL FOOD HALLも品ぞろえが豊富でクオリティが高く、チェンマイではここが一番だと思います。日本の食材も揃います。

生鮮野菜、鮮魚、精肉、調味料、お菓子などなんでも揃い安心して購入できますが値段は日本の紀伊国屋などの高級スーパーと変わりません。

クリームやバター、ミルクといった乳製品やコーヒーやお茶といった嗜好品、輸入の調味料などは品ぞろえが豊富なのでこうしたスーパーで買うことが多いです。

JJマーケットはめちゃくちゃ楽しい

というわけで、チェンマイで食材を安く調達しようとするとそれなりの品質になってしまい、安全な食材を調達しようとすると日本よりも高くなる、というのが実情です。

せっかく物価の安いチェンマイに来たのにーーとお嘆きのあなたに朗報。Jing Jai Market(ジンジャイマーケット)通称JJマーケットに行けばすべて解決です!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 初めまして^_^
    沖縄在住の者です。
    チェンマイ移住を今年考えていたところ、こちらのブログにたどり着きました。
    差し支えなければお尋ねしたいのですが、チェンマイに母子で滞在するにあたって、治安はどうでしょうか?私と来年小学校予定の娘なので、海外渡航を慎重になってしまいます。フィリピンなどは行った事があるのですが、語学学校にお世話になっていたため、完全に個人でとなると少し不安です。お時間のある際にでも教えて頂けますと幸いです。宜しくお願いいたします。

コメントする

トップへ
目次
閉じる