チェンマイに通い始めて28年、50歳を機に移住し、ゆっくり暮らし始めたmariです。このブログでは海外移住のノウハウと、一か月10万円の私の暮らしについてお伝えしています。私がチェンマイに暮らすことになった経緯はこちらから
海外で暮らしたいと思っても、資産に余裕がある人以外は、海外にいながら生活費を稼ぐ手段がなければ諦めてしまいますよね。
ところが時代は大きく変わりました。
デジタル化・グローバル化、そして世界を襲ったコロナウィルスの影響で、リモートワークがぐーんと増えたのです。
世界で通用するような特殊なスキルがなくても大丈夫! これまでのキャリアでも充分通用するリモートワークが今なら見つかります。
私もチェンマイに移住してからフルリモートのお仕事を見つけ、実際にいくつかのお仕事をしてきました。
この記事では、50代から海外で暮らすためのフルリモートのお仕事の見つけ方を私の体験談をもとにお伝えしていきます。
海外在住でもできるリモートワークはこれだ!
私がいくつかのお仕事サイトを使って海外在住可のフルリモートのお仕事を探してみたところ、募集している会社にはこんな傾向がありました。
- 創業から10年未満の比較的若い会社
- 社長も社員も20~30代が中心で若い
- 積極的に採用している勢いのある会社
- オフィススペースが小さく、社員の出社も一部
- 社員の数は少なく、業務の多くを外部委託
④⑤で固定費削減しようとしていますね。ここら辺が昔とちがって今ドキの会社って感じがします(笑)
社員であってもフルリモートであったり、出社は週のうち数日だけ、というパターンが多いようです。
フルリモートですからスタッフ間のコミュニケーションは、すべてオンライン。チャットワークやSlackを使うところが多いですね。
どうしても出社している社員の人たちとはコミュニケーションや情報の量、与えられる責任なども違ってきますから、業務委託のフルリモートのお仕事内容は業務として切り出すことができて、なおかつネット上で完結できるものになります。
具体的にはこんな職種です。
サポート系
個人向けならユーザーサポート。法人向けならCS(カスタマーサクセス)と呼んだりします。
どちらも主にメール対応で電話での対応はあっても少ない場合が多いので海外在住でもできます。
好きな時間にメール対応できるお仕事なら時差も関係ありません。
管理系
経理、人事、一般事務など。特に最近目立つのが採用業務です。
オンライン面談を実施している企業が多いので、募集文作成からWEBテスト実施、オンライン面談などの採用までの一連の業務を担います。
WEB関連
WEB関連はデザインやプログラミング、ライターはもちろん、ディレクター職も。時給ではなく案件ベースでの受託もあります。
営業
今は営業もオンライン上で完結してしまうのですね~。WEB会議などのシステムを使って営業します。成果報酬のところもあります。
特にサポート系の業務は、案件数も多く、女性向けで未経験可なところも多いのでお勧めです。
フルリモートワークの見つけ方
海外で暮らすことを前提にすると、応募→面談→採用→業務開始まですべてのプロセスがリモートで行われる必要があります。
こうしたお仕事はクラウドワークス
またある程度キャリアのある方は、クラウドリンクスやWantedlyだと高額案件が見つかります。
リモートワークといえども、一部出社が必要といった業務もありますから募集要項を注意して読みましょう。
また海外在住のフルリモートで正社員のお仕事を見つけるのは難しいかもしれません。税金のこともあるので、海外在住可なフルリモートはほとんどが業務委託になります。
それではフルリモートのお仕事の見つけ方のコツをお伝えします。
一度に複数応募する
ほとんどの場合、応募→書類選考→WEBテスト→面談(1~2回)というプロセスを経て採用となりますが、それぞれのプロセスに数日、長いと1週間ほどかかります。
この場合、1つの企業からの連絡を待ってダメなら次を応募する、という方法だと時間がかかりすぎてしまいます。
正直、応募しても返事すらくれない企業もありますから(笑)、一度に複数案件応募しましょう。
またお仕事はご縁ですから、タイミングによって案件も様々。できればお仕事サイトを毎日チェックして、気になる案件にはもれなく応募しましょう。
業務内容は絞る
一度に複数の案件に応募するとなると、応募の際のメッセージや職務経歴書は結果的に使いまわすことになります(笑)
応募する職種・業務はある程度絞り、それに最適化したプロフィールや職務経歴書を用意しましょう。
クラウドワークスなら、同じ案件に応募している人のプロフィールを見ることができるので参考に。
プロフィール作成時のポイントは、自分が何ができるか、ではなく企業が欲しい人材に自分がいかにマッチしているか、自分がジョインしたら企業側にどんなメリットがあるかをイメージできるように書くこと。
そのためにも応募する業務や職種は絞りましょう。
落ちてもめげない!
ネット上で簡単に応募ができるようになっていますから、企業側も一度募集すれば大量の応募がくるわけです。
一度に複数の案件に応募すると、応募した数だけの大量の案件に不採用となってしまいますが、落ちてもめげない!
企業側も明確な採用基準があるわけでもなく、担当者の好みで決まってしまうことも多々あります。
お仕事はご縁です。めげずに次の案件を探しましょう!
私は上記の方法で10件ほどの案件に応募、2週間程度でそのうちの一つに採用が決まりました!
フルリモートの業務委託のメリット
もちろん業務委託ですから、正社員とちがってほとんどの場合手当がつきませんし、退職金やボーナスもなし。契約内容によっては、簡単に契約解除になってしまいます(泣)
でもメリットもありますよ。
人間関係で悩むことが減る
仕事をしている時間は一日の大部分を占めます。職場の人間関係が良くないと、人生の大半を不快に過ごすことになってしまいます。こんなの嫌ですよね。
正社員なら業務範囲も広く、責任も伴いますが、業務委託なら業務内容は限定されますし、大きな責任は伴いません。
そのため関わるスタッフの数やコミュニケーションの内容も限定されるので、人間関係のストレスが小さくなります。
もしそれでもお仕事環境が自分に合わないのなら辞めてしまえばいいのです。一つの会社にこだわる必要は全くありません。
ただし、こうした考え方が通用するのも50代前半までですね(笑) 年齢を重ねるほどお仕事が見つかりにくくなるのは事実。
いろいろな職場を経験し、不快な気持ちにならずに長くお仕事を続けることができる職場をできるだけ早く見つけましょう。
時間に融通が利く
業務委託なので有給は取得できませんが、自由に業務時間を選べる場合がほとんど。
たとえば、9時~18時までの間で6時間作業、途中抜け可、といった働き方ができる会社も多いので、今日は3時間、明日は5時間といった自由な働き方ができます。
なかには事前シフト提出不要で働いた時間だけ申告、という会社もあります。
私も先日タイのビーチに旅行に行ったのですが、旅行中は午前の3時間だけ仕事する、といった働き方をしていました。
業務委託は定期収入元として割り切る
業務委託だと、もしかして仕事にやりがいや目標を感じにくく、業務内容によっては単調に感じてしまったりするかもしれません。
また働く時間は自由に選べるけど、働いた分しか収入にはなりません。
なので多くの方が業務委託を不安定な仕事としてみてしまいます。
ところが、物価の安い海外に移住すると業務委託のメリットだけを享受することができます。
生活に必要なコストを小さくすることができるので、日本の給与水準なら長時間働く必要はありません。
やりがいや目標も、なにも仕事を通して達成する必要はないのです。
自分の趣味に全振りすればよいし、空いた時間で自分の好きなことで起業するのもよし。
ただし、自分で起業したとしても将来にわたって安定的に収入が得られるとは限りません。
業務委託は定期収入元と考え、なるべくストレスのない業務を見つけ割り切ってお仕事しましょう。
まとめ
以上、海外在住で実際にフルリモートのお仕事をみつけた私の体験談から、お仕事の考え方や見つけ方のコツをお伝えしてきました。
もう一つ大事なことは、会社や仕事内容に、つまりは自分以外の何かに大きな期待を持ちすぎないということです。
日本は終身雇用の時代が長く続きましたから、どの会社に就職するかで人生が決まってしまうところが確かにありました。
でも今はいくらでもお仕事を選べる時代です。会社に幸せにしてもらうのではなく、幸せは自分で作りましょう。お仕事はそのための手段の一つにしかすぎないのです。
私のチェンマイ暮らしの様子はメルマガでもお伝えしていますので、こちらもぜひお読みください!
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